ネット広告媒体の選定の仕方 


目的


ブランドの構築
⇒ インプレッション効果の高い広告
露出が高かったり、表現に幅を持てる広告がよい。
価格はインプレッション単価を見比べるのがよい。
最適な広告:バナー、タイアップ、スポンサーシップ

見込み客の囲い込み、キャンペーンなど
⇒ トラフィック効果の高い広告
アイキャッチがあるもの、クリック率の高いものがよい。携帯はクリック率が高く、最適である。
価格はCPCを見比べるのがよい。
最適な広告:モバイル、バナー、メール

販売
⇒ レスポンス効果の高い広告
ターゲティングされた広告に配信すると効率が良い。
価格はCPAを見比べるのがよい。
最適な広告:ターゲティングメール、リスティング、モバイル、自社ホームページ



選定


目標と予算の設定
目標と予算を設定し、それに見合う広告を選定していく。

コスト計算
目的に応じてコストの計算をする。レスポンスが目的ならCPAまで計算する。

同業者や関連業者の成果
その広告で今まで配信された同業他社がいれば、その広告が配信された時の評価やCTR、CVRまで聞ければ聞こう。

広告媒体を選定
目標と予算=コストと予想数値
もしくは
目標と予算<コストと予想数値
となればOK。
そうでなければ、広告を見直すか、目標や予算を見直してみよう。

アフィリエイト広告〜主な広告媒体の種類 

アフィリエイト広告



ネットワークが大きければ大きいほどリーチも大きい。ただし、ネットワークにもよるが、パートナーがバラエティに富んでいて、広告効果も様々である。最近はブログの影響もあってアフィリエイトのパートナー数が急増している。
携帯のアフィリエイトはPCに比べてネットワークが小さくインフラも整っていないので「パートナーが分からない」「PV数がわからない」など不便なところがある。
どのアフィリエイトもそうだが、成功アクションまでのIDの受け渡しやタグの貼り付け等の手間がかかる。

バリューコマース(Value Commerce)
重要度:★★★★★
日本最大級のネットワークを誇るアフィリエイト。企業のパートナーも多く、質の高い広告を配信できる。
ただし、成功報酬以外に預かり金や管理費用も必要。また、携帯版は不評。

A8net
重要度:★★★★★
バリューコマースを越える、日本一のネットワークを誇るアフィリエイト。しかし、個人のパートナーがほとんどで、結果的にはバリューコマースと同等の効果が得られる。

JAnet
重要度:★★★
懸賞などメールを主流としたパートナーが多いため、効果の波が激しい。管理画面の使い勝手もいまいち。

トラフィック・ゲート(Traffic Gate)
重要度:★★
サイバーエージェント系のアフィリエイト。サイバーエージェント系のサイトへの広告の掲載可否が厳しく、結局は他のアフィリエイトとかぶる個人サイトにしか掲載できないということにも…。

リンクシェア(Link Share)
重要度:
三井物産系のアフィリエイト。参加するには他のアフィリエイトを止める必要があり、リンクシェア1本でいくならいいのだが…。

電脳卸
重要度:
物販向けのアフィリエイト。パートナーが代理店のようにモノを売れるのが魅力。

スマートC(Smart-C)
重要度:★★★
携帯版のアフィリエイトではトップクラス。

AFM(Affiliate For Mobile)
重要度:★★
スマートCと肩を並べる携帯アフィリエイト。報酬額を同じ業界の広告主と合わせなければいけない点が難点。

リスティング広告〜主な広告媒体の種類 

リスティング広告


リスティング広告は、ホームページを探す際は検索エンジンを使う人が圧倒的に多いため、外せない広告。


グーグル・アドワーズ(Google Adwords)
重要度:★★★★★
Googleが運営するリスティング広告で、Googleの検索キーワードにマッチした場合に掲載されるほか、Googleが持つアドネットワークにも掲載される。Googleの検索結果はGoogleのみならず、niftyやexciteなどシェアは大きい。しかし、実際は検索エンジンよりもアドネットワークからの流動が大きいようだ。
提携サイト:goo、BIGLOBE、excite、@nifty、AOL、infoseek楽天、All About、じゃらん、livedoorなど



オーバーチュア(Overture)
重要度:★★★★★
日本ではトップクラスのシェアを誇るリスティング広告。gooやinfoseek、そしてなんといっても日本では最大シェアのYahoo!で掲載されることから人気も高い。
提携サイト:Yahoo!、msn、Fresheye、NIKKEI NET、Cafestaなど



Jアドリスティング
重要度:★★
livedoor、exciteなどで掲載されるリスティング広告だが、流動はあまり期待できない。
提携サイト:BIGLOBE、excite、livedoorなど



Jword
重要度:
Yahoo!に掲載されるほか、プラグインの入ったパソコンではアドレスバーにキーワードを打ち込むだけでページに飛ぶ。ただし1キーワードにつき幾らという計算で値段もバカ高いので、気になるキーワードをすべて買うと破格の高値になる。登録するなら検索されやすい人気のキーワードに絞るべき。
提携サイト:Yahoo!、BIGLOBE、excite、Fresheyeなど

ネット広告の種類と比較 

メール広告


メール広告はバナー広告とは違って瞬発力があるので、「今すぐ効果が欲しい」という時に最適です。


■メールマガジン
広告に興味を持たないユーザーがほとんどなのでCTRは非常に低い。その代わり単価は一番安い。


■ターゲティングメール
関連のあるサイトで配信されているメールマガジンなら、購読しているユーザーはすでにターゲティングされているということになる。メールマガジンの広告は通常ヘッダーやフッター、中面の一部に2〜3行のテキストを載せるだけだが、その購読者に対し広告だけのメールを打つことによって非常に高い効果が得られる。CTRは高く、質の良い見込み客が得られる。


■オプトインメール
ユーザー数が非常に多いポータルサイトや懸賞サイトによくある媒体で、登録時にあらかじめセグメントを収集し、その分野に「興味がある」と答えたユーザーに対してのみ配信するメール広告。ターゲティングメールと同じくCTRは高いが、単価も高く、広告主の足元を見た媒体。


数を多く取りたいなら「ターゲティングorオプトインメール+インセンティブ付」と行きたいところですが、無駄なコンバージョンが増え、仕事の効率が悪くなる可能性があります。単価や質を見比べながら媒体を選びましょう。


バナー広告


バナー広告は継続して表示されるので、誘導させるだけでなく認知度も上げることが可能です。


■バナー
大きさに比例して認知度は上がるが、CTRはそれほど上がらない。
アニメーションGIFやFlashを使えばアイキャッチになり、様々な表現も可能になる。


■テキストバナー
目立たないのでそれほど認知度は見込めないが、CTRは意外と高い。


リスティング広告


検索エンジンなどで検索されたキーワードに関連のある広告だけが表示されるので、ターゲティングされた質の良い見込み客が得られる。
SEM(Search Engine Marketing)という知識が必要となり、その重要性からリスティング広告の登録を代行する代理店も少なくない。簡単に言うと、検索エンジンで検索されやすいワードを的確に登録するとか、単語は4つまでは効果があって5つ以上はページとの不一致が発生しやすいとか。また、SEOも一緒に行うとより効果が高くなる。


タイアップ広告


あたかもサイトの一つのように掲載されるので、理解度が高く、質の良い見込み客が得られる。
そのページの表現の仕方によって大きく変わるため、表現力が求められる。


アフィリエイト広告


複数のサイトをネットワーク化し、広範囲に広告を配信する。成功報酬型の広告で、コストの計算がしやすい。
システム化されていることがほとんどで、アフィリエイト・プログラムとも呼ばれる。広告主に対しサイト運営者が配信元(パートナー)に立候補することによって契約が交わされるが、これがアフィリエイト・プログラムによりシステム化、ネットワーク化されているので、非常に効率良くパートナーが集まる。成功報酬型のため、パートナーは報酬を得ようとあらゆる努力をするので、見込み客の獲得が容易に行える。
ただし、アフィリエイトによってネットワークに特徴があり、懸賞サイトが多いアフィリエイトもあれば、企業が多い、個人が多いなど様々で、効果の出方も様々である。


ネット広告の効果比較


バナーやメール広告、特にアフィリエイトなどは効果に幅があるので、一概にこうとは言えませんが、だいたい以下のようになります。

CTR比較
メルマガターゲティングリスティング、バナー、タイアップアフィリエイト懸賞


CVR比較
リスティング懸賞バナー、メルマガ、ターゲティングアフィリエイト、タイアップ


懸賞はポイントなどで無理やりクリックされているのでコンバージョン率は当然低くなります。リスティングが低いのは、競争が激しくて、ユーザーも他の広告と比較してしまうからだと思います。

ネット広告の掲載手法と料金体系 

インプレッション保証型
表示する回数を指定し、同一スペース内で他の広告とローテーションで掲載するタイプ。
表示回数が決まっているので、コストの計算がしやすい。

期間保証型
期間を指定して、その期間は常に掲載するタイプ。ある程度の表示回数の目安は提示されるが、保証するものではない。

クリック保証型
クリック数を指定し、同一スペース内で他の広告とローテーションで掲載するタイプ。
指定したクリック数に達すると掲載終了となる。

成果保証型
実際に成約につながった数によって料金を支払う契約を行う。
メディアと広告主との信頼関係がないと難しい。

配信数保証型
メール広告に限る体系で、単純に配信する数を指定するタイプ。
メールの場合はすべてが開封されるとは限らないので、配信=インプレッションとはならないので注意。

インターネット広告の用語 

広告を出す時に広告代理店が「CTRがどうの」「インプレッションが…」と専門用語を連発してくるので、知ったかぶりをしていると本当に効果がある広告を見極めることができません。「そんなもん、日本語で言え!」と思うかもしれませんが、広告業界ではこの横文字がすでに定着しちゃっているので覚えるしかありません。
以下に、最低限覚えておきたい用語を記します。

インプレッション数(Impression)
広告が表示される回数、された回数。露出回数のこと。
PV(Page View)と言うこともあるが、ローテーションで広告を表示しているサイトではPV=インプレッションとはならないので、そのようなサイトではインプレッションと言うことが多い。
ブランド力、認知度を高めるには、インプレッション数が多ければ多いほど良いでしょう。

CTR(Click Through Rate)
広告がクリックされる率。クリック率のこと。

CTRを求める式
クリック数 ÷ インプレッション数 = CTR

CTRから訪問者数を求める式
インプレッション数 × CTR = 訪問者数

人気のあるサイト(インプレッション数が高い)にバナーを貼ってもらっても、全然目立たない(CTRが低い)ところに貼られたんじゃ、ホームページは見てもらえません。見込み客を獲得するにはCTRの高い広告を検討しましょう。とは言っても、懸賞サイトなどはクリックにポイントをつけて、無理やりCTRを上げている場合もあるので注意が必要です。
あと、当然ながら貼るバナーやテキストのコピーによってもCTRは変わってくるので、十分検討してから入稿しましょう。


CVR(Conversion Rate)
コンバージョン率。顧客獲得率のこと。
何をもってコンバージョンとするかはそのサイトによる。(商品の購入、資料請求、会員登録など)
CVRはそのサイトの作りに依存するので、そこまで出してくる媒体はめったにないが、広告の効果を測定するためには覚えておきたい用語。

CVRを求める式
コンバージョン ÷ 訪問者数 = CVR

コンバージョンのハードルの高さによって、当然CVRも違う
商品の購入 < 資料請求 < 会員登録

コンバージョンはホームページの作り(訴求、誘導など)、広告とホームページの関連性によって変わります。ホームページをリニューアルするなら、今出している広告も変更する必要があるでしょう。
懸賞サイトなどのクリックインセンティブ付きの広告では、ポイント目当てだったユーザーは当然コンバージョンには至らないのでCVRは落ちるのですが、たまにコンバージョンにまでインセンティブをつけてくる媒体があるので注意が必要です。


CPC(Cost Per Click)
その広告のクリック単価のこと。

CPA(Cost Per Acquisition)
その広告の顧客獲得単価のこと。

インセンティブ(Incentive)
広い分野で使われる言葉ですが、ここでは媒体がユーザーへ支払う報酬のことです。
例えば、懸賞サイトが「このサイトを訪問すれば2ポイント」とか「資料請求をすれば1000ポイント」などとポイントを還元することで、大して興味もない人にアクションを起こさせる仕組みのことです。